製品の特徴
新電元のソレノイドはDCソレノイドです。
製品の特徴
①直流ソレノイド
新電元のソレノイドは直流ソレノイドです。 交流ソレノイドは、直流ソレノイドに比べて大きなストロークを駆動できますが、騒音対策や、安全性への不安など問題もあり、近年は直流ソレノイドが良く用いられています。
直流ソレノイドもダイオードブリッジを追加することにより交流で駆動できます。

②動作形式
直動型
あらかじめ定められた一定の範囲を往復動作するものです。
ただし、吸着力の発生方向は単方向なので、復帰はスプリングを使用する必要があります。

回転型
直接回転力が得られるソレノイドです。
当社の標準ロータリソレノイドはヘリカル型で、ソレノイドの吸着力を回転運動に変換する機構を備えています。
この機構はソレノイドのストロークに対する吸着力の対数的変化を補正し、フラットなトルクを得ています。
ソレノイド容積あたりの出力が大きいのが特徴です。

③磁極形状
フラット型
固定磁極と可動磁極の対向面が平坦な形状を持ちます。
作動距離は大きくできませんが吸着時の保持力が大きいのが特徴です。
保持時の電力を下げて省電力駆動をすることも可能です。

コニカル型
固定磁極と可動磁極の対向面が傾いた、円錐型をしています。
作動距離を比較的大きくすることができます。
ただし、吸着後の保持力は平坦型に劣ります。
作動範囲内の吸引力の変化は比較的少ないです

④外観形状
円筒型
磁束を発生させるコイルを円筒型のケースに格納したもので磁気効率が高く、外部への漏洩磁束が少なくなっています。
扁平型のプッシュ-プル型と細く長いチューブラ型があり、特性が異なります。

角形
平板をプレス加工したケースにコイルを格納したもので、安価に製作が可能ですが、磁気効率は劣ります。
コイルが露出する形なので磁気漏洩量は多めです。
取付面が平坦なため、固定が容易です。

⑤比例型
作動範囲内で平坦な推力特性を持っています。
この特性を利用すると、位置制御が可能となります。
また、電流制御により押圧力を精密に制御することができます。
油圧バルブなどの電気制御用として広く使用されています。

⑥VCM
ムービングコイル型、可動コイル型のアクチュエータです。
ソレノイドと異なり、磁界中に置かれたコイルに電流を流すことで推力が生じます。
可動部の質量が小さいため高速運動が可能で、電流に対する発生推力の直線性が優れています。
電流の方向で発生推力の方向が変わる両方向特性を持ちます。
